蒼の封印

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蒼子(そうこ)は高校1年生。転校初日から気分が優れない蒼子だが、美しい彼女は学校の不良のボス・香椎(かしい)に目をつけられる。保健室で香椎に襲われた蒼子は気を失ってしまうのだが、気がつくと香椎の姿は見えず、彼の服だけが残されていた。翌日、心配しつつ学校に来た蒼子は、香椎が見知らぬ男に替わっていることに気づく。だが、クラスメートはいつもと変わらぬ様子。怖くなる蒼子に、姿の変わった香椎が近づく。彼の本当の名は彬(あきら)。「西家」の“白虎”なのだという。彼は、鬼門復活を目指す「東家」の“蒼龍”を倒すために生まれたと告白する。自分がその蒼龍という人喰い鬼だと言われた蒼子だが…!?●収録作品蒼の封印

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篠原さん得意のホラー系作品。
鬼の生まれ変わりである蒼子はその記憶を持たないまま、鬼を倒す使命を持つ彬に殺されかける。
追い詰められた蒼子は鬼の能力だけ覚醒させたが、やはり記憶や常識は普通の人間のまま、必死に抵抗。
その様子を見た彬は一目惚れということもあり、蒼子が本当に人間でいられるのか、今は殺さず様子を見ることに。現代版のロミオとジュリエット(笑)。

読み進むにつれて次第に明らかになっていく鬼門。
登場人物が増えるに伴って壮大になっていくストーリー。
色あせない不朽の名作。
今読み返してもやっぱり続きが気になり最後まで惹き込まれて読んでしまう。

目次

書籍情報

第1巻
1992/4/24

最終巻
1994/11/26

  • 作者:篠原千絵
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