プラパ・ゼータ

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“時の宝珠”を正し、世界を滅亡から救う、翼を持つ乙女ファラ・ハン。しかし聖地に具現した伝説の乙女は、邪悪な黒魔道によって、記憶を消し去られていた……。聖地に赴く蛮族ディーノ、竜使いシルヴィン、見習い魔道士レイム。果たして伝説は、真実となり得るのか!?

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非常に王道な召喚ファンタジーの小説。
召喚された「聖女」が「戦士」や「魔道士」と共に世界を救う旅に出るお話です。

挿絵がとても綺麗で、聖女を見事に表してくれています。
予定調和のままではあるんですが、まだどんでん返しがあるのではとドキドキしながら先をめくった覚えがあります。
聖女と戦士の恋の行方とか、外伝とか。できればもっともっとディーノとファラ・ハンの冒険が読みたかったよ。

目次

書籍情報

第1巻
1991/9/20

最終巻
1992/12/20

  • 著者:流星香
  • 絵師:片山愁

外伝

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本編の世界救済が終わったあとの話で、純粋に続き物です。
あんな予定調和は綺麗な終わり方ではあるけど、でもやっぱり続きが見たい、と全巻読破しました。
精龍王はディーノの物語で、金色の魔道公子はレイムのお話です。

人それぞれだと思いますが、精龍王については、完全に本編と同じ乙女を期待していると裏切られますのでご注意ください。読了したあと超考えました。記憶あってこその自分なのか、記憶がなくてもそれは自分だと言い切れるのか。今まで経験させて貰ったすべてが自分の記憶として蓄積されているはずだから、記憶を失ったその自分は、もう自分ではない自分じゃないのか、と。
難しいですよね。

金色の魔道公子はディーノと違って安心して読めます。レイムは優しくて強くてカッコいいですよ。

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