目次
あらすじ
倒れるまで働きたくない――私は定時で帰ります。
周囲の「残業は当たり前」という働き方に同調せず、しっかりと自分の考えを持って信念を貫いていく主人公。
自分だけ定時で帰宅していたが、倒れるまで働いていた元婚約者と一緒に働くことになり、定時退社の風潮を周囲にまで広げていこうと奮闘していくお話。
書籍情報
感想
インパクトの強いタイトルに惹かれてドラマから見始めました。
その後、面白さに原作を読みたくなって購入し、内容の読みやすさから一気に読破。
ドラマと原作の違いも含めて、とても面白かったです。
第1巻は、倒れるまで働いて、結果、自分より仕事を選んだ元婚約者と再び一緒に働くことになるところから。
彼の働き方を心配しながら、部下を潰していく上司のやり方を変えようと奮闘していく話。
第2巻は、クライアントからのセクハラやパワハラによる時間外労働の撲滅の話。
第3巻は、わざと業務効率を悪くして時間外労働し、賃金を得ようとする社員たちとの対立の話。
どれも社会人あるあるで大いに同調できました。
さすがに3巻目は話がうますぎて現実味がありませんでしたが、現実でこうやって頑張ってる人がいたら自分に何ができるかな。と同時に、何もかも主人公に責任を押し付けて旨い汁を啜ろうとする周囲に腹立たしい気分でいっぱいです。
唯一の味方は遠距離で中々会えないし、何もかも投げ捨てたくなる気持ちも分かる。感情移入し過ぎて途中途中苦しかったけど、最後はちゃんと大団円で終わってくれて、良かったです。
もう少し現実を頑張ろう、と気合を入れ直すきっかけになりました。