あらすじ
親を知らない孤児たちは唯一の母親代わりである女性を「ママ」と慕う。
大人1人に子どもたち38名。
定期的に里親が見つかり孤児院を出ていく子供たち。
その穴埋めをするように入ってくる赤ん坊。
あるとき里親に出されたコニーの忘れ物を持って追いかけたエマとノーマンは、決して近づいてはいけないと言われていた門の中で、胸に赤い花を咲かせた彼女の死体を発見した。
咄嗟に隠れたエマたちが見たのは人間ではない鬼たちの姿。そして鬼たちと会話していたのはママ。
知った真実は、孤児院は外の世界にいる鬼たちの腹を満たすための農園。
エマたちは食幼児。
エマ、ノーマン、レイの生き延びるための戦いが始まる。
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感想
何度も泣きました。先の展開が全然読めず、安心できたと思ったらまた次の不安が涌き出てくる。最終巻まで本当に気の抜けないストーリーで、読み終わったあともしばらくは余韻に浸って泣きました。別の展開があったんじゃないかなって、やっぱり考えてしまう。
アニメや映画にもなった作品です。
映画についてはキャスティングがはまり役だと評判で、CM見ただけで私もそう思いました。
残念ながらまだ視聴できていませんが、いつか絶対見たい。
アニメの展開は、大筋がコミックと一緒ですが途中から省略され始め、最後の方は別の展開になってました。
悪く言えばご都合主義。
良く言えばコミック版で叶えられなかった幸せバージョン。
途中経過はざっくり削られましたが、できるだけ多くの人が幸せになってほしいという願いが叶えられたバージョン、かな。
個人的にはコミック版が好きです。
どうしても、理屈というか筋というか、色んなものを深堀し説明をしてくれてますし、それの理解を前提でアニメ版を見ると省略された部分の大切さも分かるし、最後のエンディングの納得性も変わると思います。
まずはコミックの全巻読破をお勧めします。